日本顎咬合学会(東京国際フォーラム)

先週末は 当院の歯科医師、歯科衛生士数名とともに、日本顎咬合学会に参加して来ました。この10年毎年参加して、今ではうちの衛生士も参加して学ぶことをとても楽しみにしてくれています。今回の中でいろいろな講演を聞いたのですが、特に面白かったのが、福西一浩先生の「失敗から学ぶ歯内療法 診断におけるミスとテクニカルエラー」 歯内療法の失敗の原因として、診断に関わる失敗とテクニックにおける失敗があり、診断として 下顎の前歯には 2割の確率で、2根管となっており、上顎6番のMB根は、6割の確率で2根あるとのこと。保険診療上では、下顎前歯は1根管であり、上顎6は3根管であり、そのMB根は1根という認識となっている。こういったことも学会やセミナーに参加している人は、知っているが、実際には知らない歯科医師も多い。

またレントゲンで、根尖病巣の診断も、海綿骨が溶けていてもレントゲン画像には映らない。皮質骨が7%以上溶けた場合に、確認できる。これはどういったことかと言えば、レントゲンだけでは、診断を誤る場合があるということで、おかしいと感じたら、レントゲンではなく、CTを取るべきであるとのこと。CTであれば、皮質骨でも海綿骨でも、3次元的に撮影でき 正しく診断できる。このことは昨年も学会に参加したときにも言われていたことではあるが、今回も倉富先生が講演にて話されていた。

本当にいい治療をしようとすれば、時間と手間暇がかかったり、歯科用CTなどの機材が必要であったりする。学会やセミナーに参加すればするほど、きちんとした治療が痛いという想いが強くなる。一人の方に時間を掛けて、自分自身が納得できる治療がしたい。最近は僕自身のこだわりをわかってくれる方が増えてきて本当にありがたいと思っています。次回の治療の予約も、下手したら1か月先でしか取れないのに、普通なら文句の一つも自分なら言うだろうなと思うのに、、、

僕自身歯科医師となり20年になりますが、未だに学ぶことが多く、おそらく一生勉強はしないといけないなと感じてます。明日も大阪に筋機能矯正のセミナーに行って学んできます。喜んでくれる人がいたり、期待してくれる方がいると、不思議と頑張れます。昔は勉強することがあんなに嫌いだったのに、自分の子供を見て勉強を嫌がっている様子を見て、自分もあんな感じだったなと思います。けれど今は学ぶことが苦になりません。自分のために頑張ろうとすると、頑張れませんが、喜んでくれる人のためにと思うと、学ぶことが普通に出来るようになって、自分でも不思議に思います。