歯垢(デンタルプラーク)

みなさんこんにちは。可児市、多治見市、土岐市、八百津町から近い御嵩町の歯科医院ただこし歯科クリニックの上野です。

 

先日、院長先生、同期のドクター、衛生士5人と東京国際フォーラムで行われた、日本顎咬合学会に参加させていただきました。

 

学会に参加するのは今回が初めてだったのですが、全国の著名な先生方の経験された症例についてお話を聞けたり、比較的若手のドクターのポスター発表、各歯科関係企業の最新の機器機材についての説明体験ができ、とても有意義な2日間でした。

 

学会に連れて行ってくださった院長先生には感謝してます。

これからの自分の診療で活かせるよう努力していきたいと思いました。

 

 

さて、今回は歯垢(デンタルプラーク)についてお話しさせていただこうと思います。

 

歯垢(デンタルプラーク)とは、歯の表面に付着する微生物と細菌間基質からなる構造物であり、虫歯や歯周病の原因となるものです。

 

歯の咬合面(食べ物などを噛み潰すところ)の溝や、隣接面(歯と歯の間)、歯と歯茎の間、歯周ポケットなど、唾液などによる自浄作用が届かない不浄域に付着しやすいと言われています。

 

なぜ、この歯垢(デンタルプラーク)が虫歯や歯周病の原因となるのか。

 

歯垢(デンタルプラーク)の性質として、ショ糖、ブドウ糖といった、糖類を取り込みやすいという性質があります。

 

ショ糖、ブドウ糖などの糖類を取り込んだ歯垢(デンタルプラーク)に住む細菌はこれらを栄養とし、代謝され、乳酸を主とする有機酸が産生されます。

 

酸が産生されると歯垢(デンタルプラーク)に貯まり、貯まった酸により急激にpHが低下します。

すると、歯質は脱灰されその状態が続くことで虫歯になります。

 

また、歯周ポケットないにそんざする歯垢(デンタルプラーク)は、歯肉縁下プラークとも呼ばれ、ここに存在する細菌が毒素を出します。

 

様々な毒素が放出されるのですが、いずれも炎症を起こす作用を持っており、歯周組織に炎症を起こし、破壊していきます。

 

また、寝たきりのお年寄りの方によく起きる、誤嚥性肺炎は歯垢が肺へ入ってしまったことにより起こります。

 

歯垢(デンタルプラーク)はご自身での歯磨きだけでは完全に除去することはできません。

定期的に歯科医院に通われ、専用の器具で歯垢を除去し、虫歯や歯周病の予防はもちろん、将来、誤嚥性肺炎を起こさないよう、クリーニングに通う習慣を身につけておくことをオススメします。

もちろん日々の歯磨きも大事です!