間食と虫歯

みなさん、こんにちは。ただこし歯科クリニックの三島です。今回は間食と虫歯についてお話ししたいと思います。

歯磨きをしないと虫歯になることは広く知られていることですが、虫歯になる原因は虫歯菌による酸が歯を溶かすからということはご存知でしょうか。口の中にはたくさんの常在菌が住んでおり、虫歯菌もその中に含まれています。虫歯菌は食事の時、食べ物の残りかすを分解して自分の栄養としますが、分解する代謝産物として酸を酸性するため、歯のカルシウム結晶をその酸が溶かして、歯に穴を開けていきます。穴が開くと、そこに食べ物や汚れが貯まりやすくなり、それを栄養源とする虫歯菌もより多く集まるようになるため、虫歯が進行していきます。

そのような理由で、食事後は口の中が酸性に傾きます。唾液は弱アルカリ性であるため、酸性を中和し、溶けたカルシウム結晶を再石灰化させる作用があります。つまり、口の中は普通は弱アルカリ性によって保たれており、食事ごとに酸性に傾き、時間とともにまた弱アルカリ性に戻るということを繰り返しています。3度の食事、および3時のおやつの3~4回のみの食物摂取であれば、酸性に傾く時間が短く、弱アルカリ性である時間が長いために歯が一時的に溶かされても、また再石灰化によりもとに戻ります。しかし、食生活が乱れたり、何度も間食をしたり、酸性の強い食べ物を習慣的に摂取したりすると、再石灰化が追い付かず虫歯が進んでいきます。

夜寝る前に間食を摂ることは生活習慣病になるという点のみならず、虫歯になりやすいという点においてもよくないことです。就寝中は唾液の量が少なくなり、それに伴い酸性に対する緩衝能も低下しています。口の中に食物が残っていた場合、寝ている時間中酸性の状態が続くために、虫歯になりやすくなります。

暑さのためにスポーツドリンクやジュース、アイスなどを摂取し就寝すると虫歯が悪化していきます。また、夏休み等で生活リズムが崩れると、食事も不規則になりがちです。就寝前は必ず歯磨きをし、規則正しい生活を心掛けましょう。

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