口の中にできるがん

みなさん、こんにちは。ただこし歯科クリニックの三島です。今回は口の中にできるがんについてお話ししたいと思います。

がんはとても怖い病気であるのと同時に、非常に身近に存在する病気でもあります。3人に1人は程度の差はあれどがんになり、4人に1人はがんで亡くなると言われています。そんながんですが、当然口の中にもがんはできます。胃がんや肺がんはよく聞くがんですが、口腔がんは実はそれほど頻度は高くなく、同時に認知度も低いがんです。その特徴として、目で見える(見ることのできる)がんであり、また、自覚した際にはステージが進行していることが多いのが特徴です。目で見つけられるということは、胃や肺といった臓器よりも発見しやすそうにもかかわらず、どうしてステージが進行している状態で発見されるのでしょうか。それは、あまり認知度が高くないために、口の中に何かあるなと感じても放置してしまっている場合と、見えるからと言って日常的に口の中をつぶさに観察している人はあまりいないからです。多少痛みを伴っていても、「誤って咬んだかな」「時間がたてば治るだろう」と考えてしまう人は意外と多いのです。見分け方として、2週間以上治らない口内炎は別の病気を疑ってもいいと言われています。

口の中にできるがんのうち、最もできやすい場所は舌です。ですが、もちろん頬粘膜や歯茎にもできます。がんはその特徴から、がんのみを取り除くのではなく、安全域という正常な組織も含めて除去する必要があるので、見た目より欠損が大きくなる傾向にあります。口は多くの機能を持っており、切除する範囲が広くなればなるほど、機能障害が大きくなります。また、発語発音に関与するためにコミュニケーションが取りにくくなります。顔貌も大きく変わることも多く、人目を気にして社会性が低下しやすいがんでもあります。

すべてのがんに言えることですが、早期に発見できれば治療は簡単にすみ、予後がよくなります。歯医者さんは虫歯を見るところという認識は間違いではありませんが、定期健診の際は必ず口の中全体を診ますので、がんの早期発見にもつながります。

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