歯並びが気になる

素敵な笑顔には、きれいな歯並びが
とても大切な要素となります。

歯並びが悪いということで、女性だけでなく男性でも口元の見た目を気にされるということをよく耳にします。銀歯と同様に、デコボコ(ガタガタ)した歯並び、出っ歯をコンプレックスと感じて、人前で口を開けたり、笑顔になることに苦手意識を持っている方も多いかと思います。

歯並びが悪い場合の治療方法として

審美修復で歯を削り、セラミック冠などを被せることによって治す方法と、矯正治療によって歯並びからきちんと並べることによって治す方法があります。
前者の審美修復のメリットは、比較的短期間で治せることがあります。デメリットとしては、天然歯であれば、例えきれいな歯でも削らないといけないということがあります。歯並びがかなり悪い場合は適用できません。
矯正治療のデメリットは、時間がかかる、メリットは歯を削る必要がないことがあります。
一度削った歯は元には戻りませんので、なるべく削りたくないものです。
歯周病が大きく進行している場合は、審美修復も矯正歯科治療もオススメはできません。

歯並びが気になる場合の治療方法として

歯並びが悪い場合でも、前歯が少しデコボコで気になる場合と、全体的(左右両方)に歯並びが悪い場合では、同じ矯正治療法でも異なります。
同じ矯正治療でも大人では、従来からのブラケットと呼ばれる固定装置を使ったワイヤー矯正と最近は、透明なマウスピース矯正があります。最近では、販売職、営業職などのサービス系の職業の方、結婚を意識されている方などは、相手の自分への印象を考慮して矯正治療を考える方が増えています。その場合に矯正治療開始してからの見た目(印象)も気にして、ブラケットと呼ばれる矯正器具を使わない、目立たないマウスピース矯正が、聖人矯正では、全国的に人気です。
また子ども(顎の成長する5~8歳)では、マイオブレース治療と呼ばれる不正咬合の歯並びを悪くする原因である口呼吸などの悪習癖から改善しあごの成長を正常にしていくこどもの矯正治療(小児矯正)となります。中学生くらいからは、透明なマウスピース矯正もしくはワイヤー矯正となります(舌側矯正も出来ます)。
前歯の歯並びが少し悪い場合は、前歯だけのプチ矯正(部分矯正)で、iGOと呼ばれるマウスピース矯正を用い、治療期間(矯正期間)は早ければ、矯正治療開始から5ヶ月で歯列矯正が終わります。
歯並びが大きく悪い、または全体的にデコボコしている場合は、インビザラインと呼ばれるマウスピース矯正を用い、治療期間(矯正期間)は2~3年程です。
もちろん、他にも矯正方法として、メタルブラケットと言われる矯正装置に、ワイヤーを用いたブラケット矯正でも可能です(表側矯正だけでなく、裏側矯正もです)。
また、矯正歯科治療は自由診療となりますので、歯科医院によって治療費が異なります。例えば日本矯正歯科学会の矯正認定医などであれば、費用は掛かる傾向にありますが、経験・技術などは十分にあることが多く、安心できるかと思います。

お口の状態は人それぞれです。一度診させていただきあなたの悩み、質問を聞いた上で、あなたに合った適切な治療方法、治療計画を提案させていただいきますので、お気軽にご相談ください。

見た目以外でこのまま放置して、何か問題があるのでしょうか?

かみ合わせの問題

かみ合わせが悪い状態で、そのまま放置しておくと、咬合のバランスが崩れて、将来的に歯を失うリスクが高くなります。よく言われることでは、歯並びが悪いと将来歯を失い、入れ歯になってしまうと…歯を長持ちさせるためにも、かみ合わせはとても重要となります。特に歯ぎしり食いしばりなどある場合に、歯に過度に負担がかかり、顎関節症になりやすくなったりすることもあります。
では、他では、歯並びがデコボコしていることにより、汚れが溜まりやすくなり、虫歯や歯周病になりやすくなる。かみ合わせが悪いために、上手く食事をすることが困難になる。発音が難しくなる。他には顔の歪みが起きたり、かみ合わせがずれたのを、全身でバランスを取ろうとして歪みが起きてしまうことがあります。歯並びが悪いことは見た目の問題だけでないのです。噛み合わせをよくすることにより、歯も長持ちしますし、全身の健康にとっても大きな価値があります。

矯正治療中で、しみたり痛みがある場合

矯正のワイヤーの装置やマウスピースを入れて、2、3日は、痛みが出ることがあります。その後は、痛みなども取れていきますが、ワイヤーを、付けたばかりの頃に痛みがあるときは、痛み止めの薬(鎮痛剤)を飲まれると良いかと思います。

不眠症

たとえば、歯並びの悪さが原因で不眠症になるといった症例もあります。歯並びの悪さから、歯ぎしりなどの症状を引き起こして、顎や全身に力が入ってしまい安眠できないといった症状を起こす人もいます。また、脳に送られるかみ合わせの信号が偏ってしまうと、脳が活動的な状態になってしまい、常に脳が起きた状態で眠ることが出来ずに不眠を引き起こしてしまいます。

視力の悪化

また、不眠以外にも視力に影響を与える場合もあります。歯並びが悪くて、かみ合わせが悪いと眼球を包む骨に刺激が集中してしまい、それが眼球を圧迫して仮性近視となってしまうことがあります。この状態を治療せずに放置していると、近視の状態が慢性化してしまい、真性の近視に発展する場合もあるので注意が必要です。

消化不良•
肥満

その他にも、物を充分に噛まずに飲み込んでしまうため、消化が上手くいかなかったり、噛むことによって脳に送られる刺激が減少して、満腹感が得られず食べ過ぎの原因になり肥満を導いてしまいます。

高血圧

また、歯並びが悪いと、特定の歯だけが噛み合う場合はその歯を頻繁に使用してしまい、偏った歯の使い方がが首の筋肉を圧縮させ動脈を圧迫してしまいます。そうすると、血液の循環が悪くなり心臓に負担がかかり、高血圧を招いてしまうこともあります。

このように歯並びが悪いだけで体のあちこちに不調を生じてしまいます。ですから、歯並びは早期に歯医者さんで治療を受けることがお勧めと言えます。歯医者さんは、虫歯を治療するだけでなく歯科矯正も出来る歯医者さんもあるので、歯医者さんで相談することがベストです。

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