咬合性外傷

みなさんは、咬合性外傷という言葉を聞いたことがありますか??

虫歯や歯周病以外にも噛み合わせによってはを失ってしまうこともあるのです!!!!

 

咬合性外傷とは、バランスよく歯が咬み合っていないことから起こる歯の損傷です。人間の咬合力(咬む力)は50kg~100kg程度と言われていて、歯は隣り合う歯と支えあいながらその力を分散することでバランスを保っています。

しかし、一本の歯がバランスを崩したり、歯並び的にしっかり咬み合っていなければ、時間ともに徐々に歯はダメージを蓄積しています。

歯へのダメージは、歯の根を支える骨も少しずく壊していきます。ダメージを受けた骨は徐々に歯を支えきれなくなり、最終的には破壊され、歯が抜けてしまいます。

咬合性外傷の進行は、奥歯から始まります。奥歯はひと目につかず「1本ぐらいなくても」と放っておかれる方もたまにおられますが、実は咬み合わせにとってもっとも重要なのがこの奥歯なのです。奥歯がなくなると咬み合う力を支えることができなくなるため、1本の抜歯が全ての歯を失う原因となる。これが咬合性外傷の怖さなのです。28本あるんだから1本ぐらいと考えるのではなく27本を支えるための1本だと考え、歯に違和感を感じたらすぐにご相談下さい。

 

歯科衛生士 星原

 

 

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