歯間ブラシえらび

みなさんこんにちは。

可児市、多治見市、土岐市、八百津町から近い御嵩町の歯科医院(歯医者)ただこし歯科クリニックの堀井(佐合)です。

皆さん、歯間ブラシってどのように使うと効果的かご存知ですか?

毎日のケアですでに使って見える方、使ってみたことはあるけどやめてしまった方、使い方がわからない・どんなものか知らない方さまざまだと思いますが

この歯間ブラシ、歯周病の予防には欠かせない必須アイテムなんです!

ハブラシをつかって歯磨きをするだけでは、歯につく汚れ(歯垢)は完ぺきには取れません。特に歯と歯の隙間。ここの磨き残しが多くできてしまいます。

歯の隙間に溜まる歯垢は虫歯の原因になるだけでなく、歯周病の原因でもあります。

歯周病を引き起こし、重篤化させる歯周病細菌は
①嫌気性菌(酸素に触れることを嫌う)であるものが多い
②暗いところが好き といった特徴があります。

ですので、歯茎と歯の隙間にある歯周ポケットの中や歯と歯の間の歯垢がたくさんたまっている場所が居心地が良いのです。

そんな歯周病細菌が住みやすい環境をつくってしまい、ほったらかしにしてしまうと、知らずのうちに歯周病が進んでしまう危険性があります。

ハミガキの際に歯間ブラシを使うと良い理由はこの歯垢を取り除き、歯周病細菌が増えないようにするためなのです。

他にも詰まってしまった食べかすをとることもできるので、口臭予防にもなりお口の中がすっきりします。

メンテナンスを担当している方から

「歯間ブラシってどんなものがいいの?」

と聞かれることがよくあります。

答えは、

「自分が使いやすいと思うものを選んでください」

私はこのようにお話ししています。

適当な答えだと思われるかもしれませんが、ハミガキをする、食事をする、洗濯をする、お風呂にはいる、シャンプーをする、ひげを剃る・・・

毎日やっていて当たり前の事・習慣になっていること

みなさんにも必ず2~3個はありますよね~

歯間ブラシを使うこともこの毎日の欠かせない習慣にしてほしいからなのです。

「前回メンテナンスにきてその後1週間はできたんだけど、今はやれていないなぁ」

こういう方多いです。1週間続けてくださった頑張りはすごいです!

なのでまた無理なくすこしづつでも続けてもらうために気に入った物を使ってもらう♡

そんなことを考えています☺

そして少し歯科衛生士のプロっぽいことをお話ししますと、

歯間ブラシを使いこなすためのポイントがあります。

①ゴムタイプ・針金とナイロン毛タイプどっちがよい?

 →針金とナイロン毛でできたタイプがオススメです

ゴムタイプは歯の隙間にいれるときに痛くない・怖くないというのがいいところだと思います。しかし、ナイロン毛タイプの物と比べると汚れを絡めとる力がすこし劣るように感じます。

また挿入時に痛みを感じにくいため、1本で3サイズを兼ねているものもあるため、続けて使用することでだんだん歯の隙間が大きくなってしまいやすい傾向にある。とメンテナンスを担当させていただいていて感じます。

個人的にはナイロン毛タイプをオススメします。

②歯間ブラシのサイズは?いっぱいあって迷う…

  →歯の隙間にあったサイズを選んで使用してください

歯と歯の隙間に挿入した際にすこし抵抗がある程度が理想とされています。

スカスカでは汚れは取りにくいですし、キツイを歯肉や歯を傷つけ悪影響になります。

4S~LLサイズまでありますので、自分の歯の隙間にあった物を選んで使用してください。

わからないときは歯科衛生士に質問してくださればサイズをお伝えできます☆

③いつやればいい?

  →いつでもOKです。1日1回やる場合は夜がオススメ

基本的に時間が取れれば朝・昼・夜いつでもいいですが、お口の中の細菌が一番増えるのが夜ですので、夜寝る前に行うと効果的です。

歯の隙間に挿入する際は歯肉に突き刺さらない層に、先端をまっすぐに向けて挿入します。

しっかりブラシ部分が入ったら、その状態で出し引きを5~10回程度行います

この1か所を5~10回やることがさらに重要です。

歯の隙間の汚れはすこし頑固なものもあるため、このくらいの回数を行うと、汚れがしっかりととれ、すっきりします。歯周病で歯肉から出血がある方で出血がしなくなった!という事もよくあります。

一生懸命になりすぎて歯肉や歯を傷つけてしまうことがないようにやってみてくださいね☺

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