根っこの治療法

皆さんは歯の根っこの治療と聞いてどのようなイメージを持たれてますか?通院回数が長い、何をされてるのか分からない、治ってるのか実感がない、こうゆう思いを持たれてる方が多いと思います。上記の内容は確かに仕方がない部分がありますので、否定しません。なので今回は実際何をしているのか、説明していきたいと思います。根っこの治療には2通りあります。まず一つ目が虫歯が神経まで到達して、神経を抜く処置を行った直後の根っこの治療。二つ目が、神経が既に死んでおり、神経の管が菌で汚染され根っこの先に膿が溜まっているケースの治療です。前者は神経の入ってる管は汚染されていないので、可能な限り神経の管を汚染させない環境の下、管の幅を広げて一定の空間を作り、速やかに最終的な薬を充填します。後者は菌により汚染された神経の管の壁を可能な限り物理的に削ぎ落とします。そして、次亜塩素酸ナトリウムなる塩素系の薬剤を神経の入ってた管に浸し洗浄します。この洗浄方法も超音波の機具を使用するとより効果的です。一定の液体の流れを作り出し、衝撃波と発熱作用で、菌を死滅させる訳です。塩素の薬剤を浸し1分間超音波を併用した洗浄方法は塩素の薬剤を10分浸した治療と同じ効果があるとされています。要は時間短縮が出来る訳です。小生は日常の臨床で超音波を多用しています。そして中に詰める薬剤ですが、これは水酸化カルシウムとゆう物質です。中学校の理科の教科書でも出てきますが、強アルカリ環境で細菌を死滅させます。歯のカルシウムを誘導して治癒を促進する効果もあります。これらを数回繰り返し、頃合いを見計らって最終的な薬を充填し、治療を完了させます。我々歯科医は見えない根っこの管の状態を、ミクロの治癒をイメージしながら、薬剤や器具の効果を科学的に考えて診療を行っています。今回の研修会でさらに知識や理論武装ができました。こうの